A NARRATIVE OF A THREE YEARS RESIDENCE IN JAPAN.
背に和紙、寒冷紗を貼り、元は貼り花ぎれだったので、色和紙に赤と金色の絹糸で花ぎれを編み、天地に貼りつけました。背貼り紙を貼った後に擬似背バンドを革で作ります。
山羊革、水牛革、マーブル紙(イタリア製中性紙)
工房のメンバー(岡本、近藤、藤井)が修復をした本が展示されます。
特別研究室企画展示
100年後も手に取れる本に−内田嘉吉文庫修復報告2020−
2020年10月20日-12月28日
平日10:00-20:00 土曜-18:00 日・祝-16:00
2019年度、日比谷図書文化館特別研究室では内田嘉吉文庫をはじめとする特別研究室所蔵資料計15点の修復を行いました。そこで、修復報告の一環として、修復を終えた資料とその作業記録を公開します。
今回は糸綴じのみならず、針金綴じ、釘綴じの資料の修復も行われ、材料や技法の創意工夫により、安心して手に取ることができるようになりました。活用と保存の両立のためにはどのような修復が必要か、実物と修復作業の記録パネルでご覧ください。
日比谷図書文化館 4階 特別研究室
日比谷カレッジ
産業化された製本の修復-針金綴じと釘綴じについて-
講師:岡本幸治
2020年11月29日(日曜日)
14:00-15:30
定員:60名 参加費:1000円
申し込み:ホームページ申し込みフォーム
2019年度に修復をした特別研究室の蔵書の中に針金や釘で綴じられている本がありました。針金綴じや釘綴じは製本が産業化される中で生み出された技術ですが、今回修復した本の針金や釘は腐食が進み、修復には大変手間がかかる状態でした。この修復を行った講師に修復の過程をお話しいただくとともに、針金綴じや釘綴じはどのように製本に用いられてきたのか、その利点と欠点、耐久性における糸綴じの本との比較などから、針金綴じや釘綴じの本を長く活用するための扱い方についても考察します。
日比谷図書文化館 地下1階日比谷コンベンションホール(大ホール)
日比谷図書文化館
東京都千代田区日比谷公園1-4
TEL 03-3502-3340(代表)
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/